青梅駅から奥多摩駅までの13駅は、「東京アドベンチャーライン」。
一駅、また一駅と標高が増し、
街のものから山のものへと空気が変わっていきます。
都心からこれほど近くして、
山の空気を感じることができるのは、
青梅線の魅力の一つと言われます。
その先には、東京の水を育む森があり、
きれいな水でしか育たない植物があり、
水と共に歩んできた人々のくらしがあり、
二十一の「集落」で息づく伝統があります。
降りたことのない無人駅の外には、
いったいどんな景色が広がっているのでしょう。
各駅それぞれの物語を、
少しずつ紐解いてみましょう。